YAPC::Asia Tokyo 2010 に行ってきました

今年も Perl の国際的カンファレンス YAPC::Asia に行ってきました。

YAPC に行くと

毎年感じることですが、YAPC に行って色々なトークセッションを回ると、他(社|者)の実際の運用や開発の現場レベルでのノウハウを聴くことができるので、この二日間で自分ひとりの経験で貯まるノウハウの数ヶ月分のノウハウが得ることができると思います。

今年は去年の Plack/PSGI や、一昨年の Moose のような目玉となる技術の発表は無かったですが、代わりに開発・運用のノウハウが多かった気がします。ノウハウ系の情報は普段あまり表に出ないことが多いので、とても参考になりました。

YAPC の良いところ

トークセッションもそうですが、様々な人と出会えることです。セッションの合間に喫煙所や芝生で、はたまた懇親会などで、セッションでは聴けない運用の小話や裏話が聞けたりすることです。技術ネタの話以外にも、他のエンジニアとの繋がりを広げるというのは、スキルアップ・エンジニアライフの充実にも繋がると思います。発表資料など、後日公開されるので、ある程度は当日参加しなくても情報は得ることが出来ますが、Ust や録画資料だけでは、この繋がりは得ることは出来ません。まだ YAPC に行ったことが無い人は、ぜひ来年は参加して色々な人に話しかけてみてください。怖そうな人も声をかけると笑顔で話してくれたりします。新しい世界が広がると思います。自分はとても広がりました。

YAPC で発表する

去年 YAPC に初参加して、色々感銘を受け、今年は発表したいなと思っていましたが、忙しいのと発表できるプロダクトが出来上がっていないのとネタが思い付かないのとで、発表は見送りました。

と、Twitter でも書きましたが、学習して日々 Evernote に思い付いたアイデアを書き貯めることにしました。

そこで思ったのは、時期が近付いてから「発表するネタを考える」のではなく、普段からアウトプットできるようなものを作るという思考をベースにしながら日々の業務や生活を送り、時期が近づいたときに、その中から「発表するネタを選ぶ」という手法にしないといけないなということです。来年は今まで人に助けられてきたように、人々の役に立つものを発表してコミュニティに何らかのお返しができるように、これからの一年を有効に過ごしたいと思います。

YAPC への感謝

YAPC 運営陣の方々におかれましては、日々の業務でお忙しいところを、このような素晴らしいイベント準備に尽力していただき、とても感謝しています。謹んでお礼申し上げます。自分がスキルを磨き、仕事していけるのも、このようなイベントを運営してくださる方々のお陰です。

また、[twitter:@941] さんの以下のツイートですが、

総じて、ネガティブな意見は声が大きくなりがちですが、ポジティブな意見というのは不満が無いので表面には出にくいです。感謝の気持ちは心の中に仕舞われることが多いです。ですが、感謝の声というのは、頑張って下さっている方々には、何よりの労いになりますし、「やって良かった」という安堵にも繋がりますので、少しでも「ためになった」、「また参加したい」と思った方は Twitter・ブログなどで運営の皆様方に感謝の気持ちを伝えましょう!

最後に改めて、JPA の方々、Livedoor の 941 さんをはじめとする運営に携わった方々、ボランティアスタッフの方々、スポンサー各社様、ありがとうございます!